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ちゃぶ台の歴史 銘銘膳からちゃぶ台へ

ちゃぶ台の歴史 銘銘膳からちゃぶ台へ

・江戸時代は、家庭で銘々膳で食事をしていた。上下関係が厳しい社会、食卓も身分に応じて、個人別の銘々膳であった。

・明治になってから、西洋文化推進と言う名のものと、テーブルが入ってきた。テーブルは、同一食卓を囲むものであり、日本の社会にはなじまないものであったが、国を挙げての洋風化の波が、これを推し進めていった。

・明治20年後半になると、ちゃぶ台についての特許申請が数多く出されている。
明治30年代になると、雑誌等に、ちゃぶ台・シッポク台という言葉が、出始めている。
これらの背景から、ちゃぶ台は、明治10年後半から20年代に現れ、30年後半から一気に各家庭で使用されるようになったのではないか。

・脚を折りたたむ機能
片付けに便利で、場所を取らない、折りたたみ方式。この機能が追加されてから、ちゃぶ台は、茶の間の食卓机として、爆発的に普及したと、考えられる。
明治20年代に、折畳式を特徴とする卓子(折脚)の特許が、申請されている。


ちゃぶ台の起源

・ちゃぶ台の起源は、大きく分けて2つの説がある。
1)西洋のテーブルを、和室で使うように脚を短くした。
2)幕末に、使用し始めたシッポク台から。


明治時代になってから、使用されるようになった、座卓

・ちゃぶ台と同じ頃、出てきたのが、座卓。

・座卓とは、従来の中国家具卓子から、脚を短くし、畳の上で使用されることを目的とした、長方形の家具。客間で、使用。

・ちゃぶ台より、大型で、重く、脚は固定である。また、装飾的な彫り物が施されていることが多い。

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日本の食卓で、使われていた、台。近世までは、銘銘膳。江戸時代には、テーブルが伝わるが・・・20世紀初頭(明治)からは、ちゃぶ台。昭和は、ちゃぶ台からテーブルへ。
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ちゃぶ台の歴史 高坏から銘々膳へ

ちゃぶ台の歴史 高坏 『魏志倭人伝』より、日本人は食事に高坏を用いていた。ちゃぶ台の歴史 膳 平安時代以降、高坏は、膳としての役割を果たすようになる。 ちゃぶ台の歴史 銘銘膳 江戸時代、折敷に脚や台がつき、膳へ。 日本の社会は縦社会! 近世まで、日本では、皆一緒のテーブルについて、食事をするということが、なかった。人間に上下関係がある、縦構造の社会だったため、食器はもとより、食卓も、別だったのだ。高坏や、箱膳、銘々膳は、日本ならではの社会により、出現したと考えられる。

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この記事のカテゴリーは「ちゃぶ台 アラカルト」です。2007年10月27日に更新しました。

この記事のカテゴリーは「ちゃぶ台 アラカルト」です。2007年9月 6日に更新しました。

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この記事のカテゴリーは「ちゃぶ台とは」です。2007年9月 6日に更新しました。

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